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トリミング講座
にょんち
なつめ
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足裏バリカン
おうちのワンコが少し足を開き気味で歩いていたり、水分を踏んだ濡れた足跡が廊下やフローリングにペタペタとどこまでも続いていたらパットから毛がはみ出してきている証拠です。
こんな風に足の裏のパットが毛で隠れていませんか?
体の毛を切らないダックスちゃんやチワワちゃんでもロングコートの子たちは足の裏の毛が伸びてしまってカットが必要になってきます。
なぜカットしないといけないの?
それは関節や腰を痛めるからです。爪伸びすぎと同様、パットをうまく使えなくて膝や肘、手首足首の関節に負担をかける他、捻って捻挫や骨折してしまうこともあります。
最近ではフローリングのお家が多く少し毛がパットにかかるだけで滑りやすいのが現状です。
全身シャンプーカットまでするつもりはないけど足の裏の毛のためだけに美容室に行くのは億劫になってしまうのはありがちですね。
そこでおうちでママさんが足の裏の毛をカットしてあげることができればお金もワンコの健康も守れます。
それでは現役トリマーがお家でできる足の裏のカットの仕方を説明します。
簡単な足の裏の毛のカットにチャレンジ
用意するもの
- 犬用ホームバリカン ホームセンターや電気屋さんで売っています
カットと聞くとハサミで切るのを連想する方が多いと思いますが、ハサミで足の裏の毛を切るのは、怪我をさせてしまった時のリスクが大きくここではバリカンでの方法をお勧めします。
それでは実際に刈ってみよう
まずは足を後ろに向けて足の裏を左手で保持します。
バリカンでパットから出ている表面の毛を刈ります。
大きなパットから人間でいう手首の部分をくびれまで刈り上げます。
大きいパットと外側のパットを結んだラインで八の字になるような形です。
これは犬の足は肘やかかとの関節から真っ直ぐ地面に降りていても地面に接地する指先の骨は斜めに着地していますのでこの部分が残りやすく、汚れやすくまたすぐに伸びて犬が踏みやすくなるためです。
ここまででも十分パットにかかる毛を落とすことができたと思いますが、もしワンちゃんが嫌がっていなかったり手先が器用な人はパットとパットの間の毛を掘るように刈ってください。
より長い期間伸びてくるのを防げます。
左手の親指と人差し指で足の裏を広げるようにしてパットの隙間を開けてバリカンで刈ってください。
やや高度な技術になりますが足の指が柔らかい開きやすい子はやりやすいかと思います。
このようにパットが丸見えになっていればオッケーです。あまり深追いせずにできそうなところだけでも良いと思います。
爪は伸びていたらカチャカチャなったりして気付きやすいと思いますが足の裏の毛はたまに足をめくって確認してあげないと伸びていることに気付きません。
足の裏も忘れずにこまめにチェックしてくださいね!