にょんち
なつめ
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美容が必要な犬種とそうでない犬種がある?
世界には現在非公認の犬種も含めて700~800の犬種があると言われています。その中でも日本の血統書を発行している最大の団体JKCが登録している犬種は200犬種。(2020年3月現在)毛の長い犬から短い犬と様々な種類がある中でトリミングが必要な犬種はどのようなものでしょうか?
JKC犬種登録ランキング(2019年)では
- プードル 74,240頭
- チワワ 50,169頭
- ダックス 26,281頭
- ポメラニアン 18,841頭
- フレンチブル 10,901頭
- ミニチュアシュナウザー 10,669頭
- 柴 10,307頭
- ヨークシャテリア 9,640頭
- シーズー 8,715頭
- マルチーズ 8,106頭
上位10犬種はこのようになっています。もちろん血統書がある犬が飼育されている全てではないと思うのでミックス犬も上位にあると思いますが概ねこの数字が巷で見る犬種と近いかと思います。
チワワやダックスなどの同じ犬種の中にもロング(長毛)とスムース(短毛)がありますが、どちらの種類も被毛が一定の長さから伸び続けることがありません。ポメラニアンも柴犬も1ヶ月経っても2ヶ月経ってもポメラニアンと柴犬の容姿を保つことができています。このような犬種はカットは必須ではなく個人的な希望によって短くしますが基本的にはカットを必要としません。
しかしプードルやヨークシャテリアなどはどんどん被毛が伸びていって1ヶ月後2ヶ月後は顔が毛で覆われたり体の毛が地面をするようになって原型がわからないぐらいになってしまいます。このように被毛が伸び続けて形が変わってしまう犬種はカットが必要になってきます。
ではトリミングに連れてかないといけないのはプードルやシーズーやマルチーズだけなのでしょうか?
答えはノーです。
形が変わらない柴犬やパピヨンやパグなんかもトリミングに連れて行ってあげなければなりません。
トリミングでは何をしてもらえるの?
では実際にとりミングに含まれる内容はどのようなものがあるのでしょうか?
一般的にシャンプーコースとカットコースに分かれます。
- 爪切り
- 耳掃除
- 足裏バリカン
- 肛門腺絞り
- シャンプー
- ドライング
- 上記のシャンプーコースの内容
プラス
- カット
毛の伸びない柴犬やポメラニアンなんかはシャンプーコースです。
ハサミやバリカンで毛をカットしてもらいたい、短くしてもらいたい犬種はカットコースになります。しかし最近ではポメラニアンでも短く柴犬カットにしたり、ロングダックスがスムースダックスのように短くしていたりするので、刃物を使って毛を短くする工程が入る場合は犬種に関係なくカットコースになります。
考え方としてはで基本全犬種がシャンプーコースそこにカットをプラスするかどうかで選んでください。
耳掃除の内容を簡単に説明
[プロトリマーが教える]ワンコのおうちでの耳掃除のやり方
トリミングインターバルのベストはいつ?
ずばり結果から言うと
爪の伸び具合を目安に
足裏の毛の伸び具合を目安に
- 地面に立たせたときに爪が伸びすぎてパット(足裏)が地面から浮いている。
- 歩いたときに地面からカチャカチャ音がする。
- 狼爪(ろうそう:人で言う親指にあたる指、足裏から1,2センチ上の内側にある)が巻いてパットに刺さっている。
爪が伸びすぎると折れたり抜けたりする他、足裏がうまく使えずに変形や痛みを伴う歩行困難になったりします。またお散歩で地面に当たる爪は削られて伸びていなくても地面に当たらない狼爪が知らずに伸びてパットに刺さり出血や化膿したりすることもあります。
- 足の裏を尻尾側に曲げてみたときに指の間の毛がパットに被っている
- 歩いていて毛を踏んでいる、毛を踏んで滑っている
足裏の毛が伸びているとパットがうまく機能せずに特にフローリング上でツルツルと犬が滑ります。走っていてうまく止まれずにバランスを崩したり捻って腱や筋を痛めたりする他、椅子などに飛び乗った際に滑って落ち、打ち所が悪く亡くなった事故もあります。
それ以外の基準項目は飼い主次第
主に上記のチェック法での基準は犬に健康上の被害が及ぶ内容が基本となっていますがその他、抜け毛が多い時期や視界を遮る、目に毛が入る、肛門周りの毛が伸びて汚物がこびりつくなど、飼い主さんからみての犬の衛生的判断も大切です。
上記の項目を総合的に考えても2ヶ月以上の放置は犬の健康状態に悪影響を及ぼしますので犬種の差はあれど1ヶ月から2ヶ月を目安に美容に出されるのをお勧めします。